【新潟市中央区】高難易度のエアコン隠蔽配管工事!東芝から三菱への入れ替えで配管延長&ギリギリ施工をプロの技で解決【新築時に知っておきたい注意点も解説】

新潟市中央区の街の電気屋「パナコスモスヒロカワ」です。

今回は、エアコン工事の中でも特に高い技術と慎重さが求められる「隠蔽配管(いんぺいはいかん)のエアコン入れ替え工事」のお話です。

「隠蔽配管って何?」という方に簡単に説明すると、エアコンのパイプやドレーンホース、電源ケーブルを壁や天井の中に最初から埋め込んで、外から見えないようにスッキリ隠す配線配管工法のことです。

お家の外壁やエクステリアが綺麗に見えるメリットがある反面、いざ十数年後にエアコンを買い替えるとなると、「家電量販店やネットの業者に隠蔽配管だからと工事を断られた…」「配管の位置が合わなくて大工事と言われた」なんてトラブルが続出する、なかなか厄介な工事でもあります。

今回は新潟市中央区のお客さん宅で、東芝から三菱のエアコンへ交換する工事を行いました。 これがもう、数センチはおろか「数ミリも位置を動かせない」という超シビアな高難易度現場でしたので、プロの現場の裏側をたっぷりご紹介します。

過去にも隠蔽配管の事例を紹介していますので、下記記事も是非ご覧ください。
(前回の隠蔽配管設置事例)

目次

1. 現場確認:左右に1ミリも動かせない!シビアすぎる配管状況

まずは現場でお部屋の壁を見て、古い東芝のエアコンを取り外すところからスタート。 通常の隠蔽配管なら、多少は左右に数センチ動かして調整する余裕があったりするのですが、今回も前回紹介したパターン(前回の隠蔽配管設置事例)ととても似ているシビアな状況でした。

「本体の左側から冷媒配管が出ていて、さらに右側からドレンホース(排水ホース)が出ている」という挟み撃ちのような設置レイアウト。

こうなると、新しいエアコンを取り付ける位置はガチガチに固定され、左右どちらにも1ミリも動かすことができません。「必ずこのピンポイントの位置にドンピシャで収めなければならない」という、最初から「久々に腕が鳴るぜ」のケースでした。

2. 難関①:配管の長さが足りない…!「ユニオンジョイント」で延長

古い室内機を取り外してみると、渡り線(電源ケーブル)の長さには余裕があったものの、壁から出ている冷媒配管(ペアコイル)の長さが圧倒的に短くて、新しい三菱のエアコンまで全く届かないことが判明しました。前回は配管に余裕があったのでそこは問題ありませんでした(前回の隠蔽配管設置事例)

取付板の赤い印のところと、ナットの位置が同じでないと接続できません

こうした場合、壁の中で配管を無理やり引っ張るわけにはいきません。 そこで登場するのが、冷媒配管同士をガッチリ繋ぎ合わせる「ユニオンジョイント」という特殊な金属部材です。これ、小さい方は900円、大きい方は1,200円くらいします。

このユニオンジョイントを使って、2分管と3分管をそれぞれ延長していきます。 理想は冷媒配管はジョイント(継ぎ手)なしで直結したいところですが、隠蔽配管の入れ替えではどうしても必要な場面が出てきます。

この部材、1個あたり1,000円以上する高価な部品ですし、少しでも締め付けトルクを間違えれば将来のガス漏れに直結するため、僕たちにとってもものすごく神経を使う、技術が必要な作業になります。慎重にトルクレンチで締め込み、断熱をしっかり巻いて無事に延長施工を完了させました。

3. 難関②:ギリギリすぎるドレンホース&高さによるコンセント干渉

配管をクリアしたと思ったら、次の難関が待ち受けていました。

ギリギリ届く長さのドレンホース

壁から出ている排水用のドレンホースも、絶妙に短いんです……。「マジか…」とつぶやいてしまいます。 新しい室内機をしっかり掛けた状態で「なんとか届く」という本当にギリギリの長さでした。

万が一壁の中でドレーンホースが継ぎ足されてて、引っ張ることでそれが外れたら完全にアウトで、もうそれだけでエアコン設置不可のお部屋になるため、ドレーンホースだけは強めに引くことができません。壁の中が見えないリスクです。手先の感覚だけで慎重に力加減を調整し、なんとか繋ぐことができました。 ただ、狭い隙間のため接続部をテープでガチガチに巻き留めることもできません。将来的に下から引っ張られる重力によって抜けてしまうリスクもゼロではないため、この点はお客さんにもあらかじめ正直にお話ししました。

「抜けないように接着剤で固着させるる」という手もあるのですが、それをやってしまうと十数年後の次のエアコン入れ替えの時にまた大事になります。 これから秋冬に向かう時期で冷房のドレン水(除湿水)は出ないため、「来年の夏、もし万が一ほんの少しでも水漏れの兆候があったらすぐに連絡してください」とお伝えしてあります。

東芝から三菱への交換でコンセントが干渉!

さらに、東芝のエアコンは本体の「高さ(上下幅)」がかなりコンパクトな設計のエアコンでしたが、今回取り付ける三菱のエアコンは一般的なサイズ。そのため、東芝に比べて少しだけ高くなります。さらに言うとそうでなくても三菱エアコンは3つの爪で引っかけるタイプでこれが普段から引っかけにくいんです。

すると、「壁の埋め込みコンセントの位置」とエアコン本体が微妙にぶつかってしまう問題が発生! コンセントの位置自体は壁の中に埋まっているので動かせません(どうしてもとなれば動かしますが…)。そこで、一旦埋め込みコンセントの化粧カバーを外し、数ミリの隙間を縫うようにしてなんとか室内機を引っ掛けました。そのあと、狭い隙間に手を滑り込ませて苦労しながらカバーを付け直し、奇跡的にギリギリ美しく収めることができました。
室内機もカーテンレールとの隙間1ミリ程度しか空いていないまさにギリッギリの施工でした。

4. 当店のこだわり:見えない壁裏に「ボードアンカー」を打つ理由

ここで、パナコスモスヒロカワとしての「見えないこだわり」について少しお話しさせてください。

エアコンの室内機を取り付ける際、壁の裏にしっかりとした「木の板(木製下地)」が入っていればいいのですが、現代の住宅のほとんどは「石膏ボード」という脆い板の上にクロス(壁紙)が貼られているだけです。

石膏ボードにそのままビスを揉んでも、グラグラして重いエアコンを支えきれず、最悪の場合はエアコンごと壁から抜け落ちてしまいます。

そこで僕たちは、下地がない石膏ボードの現場では、必ず専用の「金属製ボードアンカー」を埋め込んでから固定しています。

  1. 一旦背面板(据付板)を当てて位置を決める
  2. 壁に下穴を開ける
  3. ボードアンカーを1つずつ壁に埋め込む
  4. 改めて背面板をアンカー用のビスでガッチリ固定する

という、「ひと手間」がかかります。 普通にビスをそのまま打ち込んでしまえば時間もコストも浮くのですが、僕たちは絶対にそれをしません。このひと手間をかけるだけで、「将来、地震やお部屋の振動でエアコンが落ちてくるリスク」を100%防げるからです。見えない壁の裏側だからこそ、手抜きは一切しません。

あと、これは昨年あったのですが、エアコンクリーニング業者がエアコンを解体している途中に室内機が取付板ごと外れてしまい、そこの住民の方から電話がかかってきて駆けつけたことがありました。その際には下記のようなボードアンカーが使われていて、このアンカーごと外れていました。
このアンカーはリモコンや、トイレットペーパーホルダーなどの軽いものを引っかける用でありエアコンでの使用はできません。
そのためその場でボードアンカーを打ちなおして事なきを得たということが実際にありました。
でも実際このタイプのボードアンカーめちゃくちゃエアコン施工で使われています。簡単だし手間は少ないし安いので気持ちはわかりますが…。

5. 室外機側も長さギリギリ…!隠蔽配管で知っておいてほしいこと

室内機をバッチリ取り付けた僕と同時進行で父は室外機側を繋いでいました。 実はここでも問題が……壁から外に出ている銅管の長さも、本当にミリ単位でギリギリだったんです。

基本配管を再利用する際には、配管の先端を数ミリ切り落として、新しくキレイなフレア(ラッパ状の接続部)を切り直して、新品のナットを使って接続する必要があります。だから今回は苦労しました。3ミリ程度をなんとか切り落として新しいフレアを作り接続しました。

そしてようやく真空引きとガス漏れチェックを行い、問題ないことを確認し、隠蔽されている部分を信じて工事完了です。

まとめ:これから家を建てる方へ「隠蔽配管」にするなら工務店さんに確認してほしいこと

ネットでは「隠蔽配管などダメだ!」なんて言っている人もいますが、僕は隠蔽配管自体は、決して悪いものではないと思っています。 外観がスッキリ美しくなりますし、真ん中にある部屋(外壁に面していない部屋)にエアコンをつけたい場合は、隠蔽配管しか選択肢がないケースもたくさんあります。

ただ、「10年後、15年後にエアコンを入れ替えるときのこと」を考えて施工されていないケースが本当に多いんです。

これから新築を建てる方で隠蔽配管をお考えの方は、ぜひ工務店さんや設計士さんにこう聞いてみてください。

  • 将来エアコンを交換する際に、埋め込まれている配管に問題が出たらどうしたらいいですか?
  • もし埋め込まれている配管に支障が出た際に、配管やドレンホースを交換することはできますか?

一般の方の多くは隠蔽配管なんてもの知らないと思います。だからこそこの情報を知っている方は家づくりの前に確認してほしいんです。

この質問があることで、将来のリスクも考慮して、点検口を作ったり、将来を見越した隠蔽配管で施工してくれる可能性が高まると思います。

動画(YouTube)でもわかりやすく解説しています↓↓

新潟市中央区のエアコン工事・隠蔽配管ならお任せください!

今回も様々な難関がありましたが、無事に試運転まで完了し、静かで冷たい風がしっかり吹き出すようになりました。お客さんからも「こんなに狭くて大変な場所だったのに、キレイにつけてくれて本当に助かりました」と喜んでいただけました。

  • 「家電量販店やネットで隠蔽配管だからと断られてしまった」
  • 「他社で配管が短いから大工事になると言われた」
  • 「壁のコンセントやカーテンレールが近くて、入るか不安」

そんな難しいエアコン工事も、街の電気屋「パナコスモスヒロカワ」が長年の経験と技術で全力対応いたします。新潟市中央区はもちろん、近隣エリアの方もお気軽にお電話または公式LINEより当店にお気軽にご相談ください。

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今回ご紹介した事例のほかにも、難しい現場での設置工事、移設工事、ガス漏れ調査+ガス補充、基板修理などのトラブル解決から、他社で断られた難しい隠蔽配管工事、お掃除ロボット交換、エアコンクリーニング、専用回路増設までエアコンの困りごとは360度当店が責任を持って一貫対応いたします。
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